1898年、ドイツ・ゴスラー
織物装飾の職人であったエミール・オットー・シニアは、この地で小さな工房を開きました。レースを手がけ、天然素材と精緻な加工技術で評判を得ていた彼は、やがて上質な糸から靴下の製造も始めます。
スキー休暇での「発見」
ある冬、オーストリアでのスキー休暇中のこと。山小屋で休憩を終えた彼は、うっかり靴下のまま外に出てしまいました。当然、雪で靴下はびしょ濡れに。
「この靴下に丈夫なソールがあれば…」
この小さな体験が、革新を生みました。縮絨したウール靴下に堅牢なレザーソールを組み合わせる ― これが後に世界中で愛される「ヒュッテンシュー(山小屋シューズ)」の原型となったのです。
日常の小さな不便から、125年続く快適さが生まれました。